退去費用で高額請求された、基本と対策をまとめてみた!

退去費用で高額請求された、基本と対策をまとめてみた!

大学の友達とルームシェアのため一人暮らし用のアパートを退去し、引っ越しました。しかし、仲間と引っ越しの費用の話題になったときに引き落としを見てみると退去費が76,000円もありました。(仲間は3万円ほど)

不動産屋が倒産していたので、なにもできませんでした。なので、私が二度と失敗しないように調べた退去費の基本と対策をまとめました。

私の借りていたアパートは1Kの普通のアパートです。

ペットもおらず、煙草はベランダのみで吸っていました。

今考えるとおかしいのですが、そのときは退去費に気が付いていなかったのと、相場を知りませんでした。後になって私が調べたことを紹介します。

目次

退費用とは

まず、退去費は簡単に言うと「修繕費」です。

普通に生活していたのであれば、基本的に払う必要はありません。

では、普通ではないことの定義ですが、国土交通省が発表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、次のように定義しています。

「賃借主の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借主の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による消耗・棄損」

国土交通省 「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

簡単に言うと、部屋を借りている人の注意不足を含めわざとしたことです。

壁に押しピンを刺したり、荷物をぶつけてしまったとかです。

逆に、経年劣化については退去費を払う必要がありません。

壁紙の劣化、(もともと付いている)エアコンの故障などです。

(ペットの獣臭や煙草の煙で壁紙に匂いがついたり、汚れているものは、経年劣化に入りません。)

なので、退去費を払わないようにするためには、「わざと」を自分で修理、修復する必要があります。

特別な器具や技術が必要ない方法

1、網戸

網戸は洗濯物用の針金ハンガーなどで穴が開いてしまいます。

また、私のようにベランダで煙草を吸ったり、蚊取り線香をベランダ使用すると焼き切れてしまいます。

・ホームセンターで網戸(ロール)とサッシ用のローラーを買います。

 網戸サッシから網戸を外し、交換することができます。

 この時破れている箇所のみに使用する、網戸シールなどを使用すると、

 「修繕有」と判断されていまうかもしれないので、網戸の全体を張り替える   

 方が確実です。

2、障子

障子は古い物件や和式の物件などで使用されていますが、とても破れやすいです。

・ホームセンターで障子和紙と障子用両面テープを買います。

 和紙を木枠に一辺だけ仮止めし、サイズの確認をします。

 障子を張り付けて、無駄な和紙を切り取るとiPhoneの保護シールの要領で

 簡単に張り替えることが出来ます。

 障子も網戸と同じく一部ではなく、一面を張り替えるようにしましょう。

3、画鋲

壁に画鋲を刺している方は少なくないと思います。

・私も洗濯物を干すために荷物紐を画鋲でとめていました。

 ホームセンターや100均でボンドを買います。

 ティッシュペーパーを穴に詰めます。(まち針やゼムクリップを使用)

 9割をティッシュで埋めたあとボンドを塗ります。

 100均のボンドより、コニシ株式会社の木工用ボンドが自然に仕上がります。

4、家電のリモコン

・備え付けの家電のや照明器具のリモコンはどこかに行ってしまいがちです

 が、紛失は弁償の対象になります。

 新品である必要はなく、動作品であれば問題ないので、お近くのリサイクル 

 ショップやメルカリなどのフリマアプリなどで購入することをおすすめしま  

 す。

5、合鍵

リモコンと同じ理由ですが、特にルームシェアだと存在する(申請した)合鍵も増えます。実際に退去費として請求されたケースもあるので、鍵を不動産会社に返す前に複製するのをおすすめします。

一本当たり500円~1000円程度で複製できます。

敷金を多く返してもらうためにする清掃場所と方法

次に、代行業者や管理会社に見せる前に部屋の隅々まできれいにいておく必要があります。退去費は「修理、修繕」なので、ハウスクリーニングなどが必要ではないと判断されれば、入居時の敷金が返ってくる可能性もあります。

見落としがちな場所と清掃方法を紹介します。

1、照明器具

照明器具の上や内部などは埃や虫の死骸などがたまりがちなので、忘れず清掃します。雑巾などで掃除しますが、電気を消して、しばらく放置しないと、熱をもっていますので、火傷や割れの原因になります。

2、クーラーのフィルターと取り付け部分

クーラーのフィルターが匂いやハウスダストの原因になっている可能性もあります。フィルターは取り外して水洗いし、取り付け部分は雑巾などで拭き掃除します。クーラーの上もしっかりと拭き掃除しましょう。

3、サッシ

スライドドアのサッシには砂や髪の毛がたまりやすく、引き戸のローラーが上手く回らなくなっていきます。

綿棒や爪楊枝を使って清掃することができます。綿棒に手指用アルコールをしみこませるとより綺麗に仕上がります。

もしくは、先の尖っている掃除機で吸わせるのもいいと思います。

4、排水溝

風呂、洗面台、台所、洗濯機と意外と排水溝は多いです。

特に洗濯機の排水溝は髪の毛と埃で汚くなりやすいです。

市販の塩素系の洗剤で清掃できます。

排水溝だけでなく、下水管まで清掃できるものもあります。

しかし、トイレの便座に塩素を使用すると故障やヒビの原因になるので、トイレ用洗剤を使用します。

5、カーテンレール

埃は部屋の端にたまりやすく、カーテンレールも例外ではありません。

雑巾を使っての拭き掃除で大丈夫です。ですが木製のカーテンレールは水分がカビや腐食の原因になるので、手指用のアルコールを吹きかけてから空拭きする必要があります。

そののまま掃除機を使って掃除するのもいいです。

まとめ

私が調べたり、実践してみたことをまとめてみました。

退去費や退去時のトラブルは一年で一万件を超えます。

万が一、高額な退去費を請求された場合は、全国の消費者センターの相談窓口に相談ます。弁護士を雇ったり、宅建士を取得している友達に相談するのもいいと思います。自分の身は自分で守らないといけません。

私の経験をもとに、退去時の知識と修繕・清掃についてまとめさせていただきました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次