北向きの戸建のメリットとデメリットを緩和する工夫を教えます!

北向きの戸建のメリットとデメリットを緩和する工夫を教えます!

戸建を購入するなら、「絶対に南向き!」と思っていませんか?敷地の南側が道路に面した戸建は、強い人気があります。しかし、敷地の北側が道路に面した戸建にもメリットがあります。この記事では北向きの戸建のメリットとデメリットを緩和する工夫をご紹介します。

目次

北向きの戸建の3つのデメリット

まずは、北向きの戸建に対する一般的な見方を整理しておきましょう。つまり、北向きのデメリットです。デメリットは3つあります。

1.一階の南側の日当たりが悪いこと
2.一階では光熱費が高くなりやすいこと
3.南向きの庭に湿気が高くなること

北向きのデメリットを緩和するための工夫

北向きの戸建のデメリットは、南向きの戸建の影響によるものです。南向きの戸建は、南側に庭を作って、建物を敷地の北側ぎりぎりまで建てるケースが少なくありません。その影響で、北向きの戸建は、日中の日差しを遮られてしまいます。
北向きの戸建のデメリットを少しでも緩和するには、次の工夫が有効です。

1.リビングを2階にする
2.トップライトを設ける
3.半日陰に強い植物を庭に植えてシェードガーデンにする

北向きの戸建ならではのメリット

北向きの戸建には、実は、北向きにしかないメリットがあります。それは、建物の高さ制限が比較的緩やかであるということです。

建築物には高さに関する規制が複数存在します。規制の中で、建物が面している道路の方位によって変わるものが「北側斜線制限」と「道路斜線制限」です。

北側斜線制限とは、北側の隣地の採光を確保するための規制です。起点は北側の隣地境界線です。道路斜線制限とは、道路や周辺の建物の通風や採光を確保するための規制です。道路に面している部分の高さを制限します。

南向きの戸建では、北側は北側斜線制限の影響を受け、道路に面した側は道路斜線制限の影響を受けます。北向きの戸建は、南向きに比べると斜線制限の影響を受けにくいのが特徴です。北向きの戸建は、北側斜線制限と道路斜線制限を受ける面がどちらも北側だからです。建物の高さ制限が比較的緩やかということは、北向きの戸建にしかないメリットです。

北向きの戸建の2つのメリット

北向きの戸建には、南向きの戸建に比べてメリットがあることが理解されたでしょうか?北向きの戸建に対するポジティブな視点が得られたところで、北向きの戸建のメリットを挙げてみましょう。2つあります。

1.安く土地を購入できること
北向きの戸建の最大のメリットは、安い価格で土地を購入できることです。南向きに対する根強い人気のため、北向き道路の土地は一般的に南向き道路の土地よりも安く購入できます。北向き道路の土地を選ぶことで、建物にお金を掛けることができます。

2.プライバシーを守りやすいこと
北向き道路に建てられた戸建は、バルコニーやリビングを南側に設けるのが普通です。南側だと、道路と反対側になるため、プライバシーを守りやすい家づくりができます。
南向き道路の土地に建てられた家の場合、バルコニーやリビングを南向きに設けることが多くなります。道路から見えやすいため、プライバシーを守ろうとして、せっかくの日差しを遮る形で終日カーテンを引いているお家も稀ではありません。プライバシーを守りやすいのが北向き道路に建てられた戸建です。

まとめ

今回は北向きの戸建のメリットをまとめてみました。
一般的にデメリットが目につく北向きの戸建ですが、デメリットは工夫次第で緩和することができます。その一方、北向きならではのメリットがあります。建物の高さ制限が比較的緩やかなことです。北向きの戸建は、南向きの戸建に比べると斜線制限の影響を受けにくいからです。
また、土地を比較的安く手に入れることができ、プライバシーを守りやすい家づくりができるというメリットもあります。

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