戸建を考えたとき、「図面は設計のプロに一任するもの」と思っていませんか?図面は、家を建てる際に欠かせないものですが、専門知識がなければ書けないものばかりではありません。自分で図面を書く意義と図面作成のポイントをご紹介します。

自分で図面を作成する意義とは?

建築のプロが作った家に住んでいても不満を感じることはあります。自分の住み心地が、予想していたのと違っていたときです。実際に住んでみて意外と不便だったり、楽しくなかったりするのは、自分の生活様式と設計がマッチしていないことが原因です。
図面を作成することは、自分の生活様式を再確認するきっかけになります。どこに家具を置いてどう動くのかを、具体的にイメージしてみましょう。特に大切なのが、家事の際に動く経路です。キッチン、洗濯機、お風呂場の位置は、実際に動くときのことをつぶさに考えておきましょう。たとえば、お風呂場と洗濯機置き場が離れていると、毎日の家事の負担が大きくなります。

まずは配置図を書いてみよう

実際に生活するときのことを考えて、そのイメージを形にするのが図面です。最初に作成したいのは「配置図」です。
配置図とは、土地のどこに何があるのかを記した図面です。土地や家を真上から見た図になります。
まず、土地の形を書きます。道路の位置もあわせて記入すると、イメージしやすくなりますし、高さに関する規制を考える際の参考になります。
次に門の位置を記します。それによって、家の向きや形が決まります。
その次に家の形を書きます。物置を作るときは、家の形を書いた後で、同じようにして物置の形を書きます。
家や物置を書いたら、最後に駐車場の形を書きます。

平面図を書こう

「平面図」とは間取り図のことです。部屋が壁やドアでどのように仕切られているのかを示す図面です。
平面図を書く際、収納の壁やドアも忘れずに記入しておきましょう。
収納の壁やドアを記入していくと、生活したときのイメージがはっきりしてきますが、そのイメージをさらに具体化することが大切です。大物の家具で、一度セットしたらめったに動かさない物も書き込んでおきましょう。ダイニングセット、冷蔵庫や食器棚、ベッド、ソファ、学習机やテレビ台を書き込むと良いでしょう。

断面図に挑戦しよう

配置図と平面図だけでも、自分の生活様式と建物との関係を考えることはできますが、戸建を実際に建てる際には、もう一つ書いておきたい図面があります。それが「断面図」です。
断面図とは、建物を縦に切った図面です。平面図が建物を横に切ったものに対して、断面図は縦に切ったものです。
平面図は同じ階の展開を示す図面です。横の広がりを記したのが平面図です。断面図は、縦の関係を記した図面です。今や戸建で平家を建てようという人は稀でしょう。都市部であれば、3階建の戸建は普通です。建物の上下の関係を示すのが断面図です。
「どの部屋の上にどの部屋が来ているのか」「どの部屋の下にどの部屋が来ているのか」をチェックします。客間の上に子供部屋を作らないというような注意ができます。家の何箇所かを真横から見た図面を書いてみることをお勧めします。

まとめ

戸建を建てる際、自分で図面を書いてみることは、住んだときの不満を少なくする役に立ちます。自分の生活様式を見直し、生活したときのイメージを具体化するのが図面です。
戸建の図面では、まず配置図を書きます。購入した土地のどこに何を配するのかを示す図面です。次に平面図を書きます。間取りを考える際、収納や大物家具も記入しておくと、実際に生活するときの動きをイメージしやすくなります。
最後に挑戦したいのが断面図です。二階建て以上の戸建を建てる際には必要な図面です。