「戸建てのLDKって、どのくらいの広さがあったらいいのだろう?」
戸建ての購入を検討している方には、こうした悩みを持っている方もいるのではないでしょうか。もちろん、広いLDKはとても素敵ですが、単純に広さだけで判断してしまうと後悔する事態にもなりかねません。ここでは、4人家族でいくつかの好みや希望をもとに最も理想なLDKの広さを検証したいと思います。

■参考にしたい戸建てLDKの広さの目安

4人家族で戸建てに住むことを想定する場合、目安としては16畳~20畳の間で検討すると良いと言われています。しかし、同じ4人家族であってもそれぞれの家庭の事情によって、選ぶべき広さは大きく異なるという点は抑えておく必要があります。では、自分たち家族にとって最適なLDKの広さを決めるにはどうすればいいでしょうか。

■まずはLDKの存在価値を考える

どの家庭にも共通したLDKの存在価値として、それは「家族同士がコミュニケーションをとる場所」だということです。家族の誰もがその空間にいて快適であり、リラックスできる場所であることが何よりも重要です。

例えば、父親は毎日仕事で平日はほとんど家にいる時間が少ないけれど、母親は子供たちと一緒に食事をしながら団らんをする時間を何よりも大切にしたいと考えているとすれば、単純にLDKの広さを20畳にするという判断にはならないはずです。むしろ、ある夫婦が家族みんなでダイニングテーブルを囲んで会話をする時間を増やしたいという理想を持っているとすれば、逆に広すぎない空間の方がリラックスできて望ましいケースもあると思います。

また一方では、みんなでテレビや映画を見たりするのが好きだというご家庭もあるでしょう。大きなソファに座って大きなテレビで映画鑑賞をする時間が何よりもくつろげる時間なのであれば、広々としたLDKの方が快適であるかもしれません。

つまりLDKの広さを決めるには、まず家族にとっての存在価値を把握し共有することが大切です。子供たちを含めた家族全員の理想がどんな点にあるのかをまず話し合ってみましょう。そうすることで、ただ広ければ広いほうが良いという安易な判断をすることはなくなるのではないかと思います。

■LDKの広さを決める前に抑えておきたい5つのポイント

それでは、具体的にLDKの広さを決める前にどのような点を考慮しておくべきでしょうか。下記の5つのポイントにまとめてみました。
それぞれ簡単に説明をしていきたいと思います。

1.家族構成や年齢

この記事では4人家族を前提として書いていますが、年齢や性別などの細かい点については特に定めていません。
戸建て住宅を購入する時点で、子供たちがそれぞれ何歳であるかという点は重要です。

例えば、家庭によって二人の子供のうち一人はまだ生後2か月の赤ちゃんかもしれませんし、2人とも中学生や高校生の男の子かもしれません。子育て世代の家族なら、特に母親はほとんど家に居なくてはならないでしょう。その場合、リビングが広すぎると逆に掃除や移動が大変になるケースも考えられます。

2.リビングやダイニングに置く家具の点数や大きさ

すでに所有している家具だったり、これから購入しよう考えている家具の点数や大きさについてです。
あまり点数が多かったりサイズが大きい家具ばかりだったりすると、いくらLDKが広くてもいざ設置してみると窮屈だったというケースも考えられます。
これはかなり現実的な問題ですので、事前に把握しておきましょう。

3.家族が滞在する時間

これは判断が難しいかもしれませんが、例えば今住んでいる家でイメージすると良いかと思います。
家族みんながどれくらいダイニングやリビングで過ごしているのかです。ソファでテレビを観たり音楽を聴いたりしている時間が多いのか。それとも、夕食後はほとんど子供は部屋に行ってしまうし、父親もほぼ毎日仕事で帰りも遅くて、結局広いキッチンやリビングにいるのはほとんど母親一人だけという可能性もあるでしょう。

4.家の敷地面積、リビングやダイニング以外の間取りの希望

LDK以外の間取りにも希望がないかどうかです。当然ながら、家の敷地や建物の面積には限りがあります。LDKを広くすればするほど、それ以外の玄関、お風呂、トイレ、子供部屋や寝室がその分狭くなってしまいます。LDKよりも各部屋を広くしたいという希望があれば、バランスを取る必要がでてきます。

5.家族や知人などの来客頻度の想定

これは例えばその家を購入する理由の一つとして、近所に親戚が住んでいるという方も多いと思います。また仕事や趣味の関係で知り合いや友人たちを家に招くことが多いという方であれば、LDKもそれなりに広さや余裕がないと窮屈感が増してしまうでしょう。

■まとめ

いかがだったでしょうか。
戸建てLDKの理想の広さを決める判断材料として、同じ4人家族であっても理想のLDKの広さは異なるということがお分かりいただけたと思います。
単純にLDKは広ければ良いのだと思って決めてしまう前に、もう一度家族同士で話し合いを重ねてみてはいかがでしょうか。きっとLDKの広さだけでなく、家全体の理想の姿が見えてくるはずです。