戸建ては基本的に土地を含めての値段であるため、同地域で同レベルのマンションよりも購入時の価格が高い事がほとんどです。だからこそ引っ越しを決意して、戸建てを売りに出す際は、出来るだけ高い価格で売却したいと望む人が多かったりします。ただし戸建ての売却には、大きく分けて仲介と買取が存在するのでその違いをまずは理解すべきです。
仲介と買取の違いとは
戸建ての仲介とは不動産会社に依頼して間に入って貰い、買主を探して貰うという売却方法となっています。基本的に買主が見付かるまでそれなりに時間が掛かってしまう事が多いため、急ぎで売却が必要な際には向かない方法です。ただし上手に価格設定を行えば、買取よりも高い価格で売却出来る可能性がある事が、メリットと言えます。一方の買取は、不動産会社自体が戸建ての買取を実施してくれる方法です。お陰で短期間で戸建ての売却が実現出来る上に、仲介手数料も必要ない点がメリットと言えます。
買取の種類
戸建ての買取には、大きく分けて2種類の方法が存在しているのです。1つ目は即時買取であり、市場への販売活動を一切行わずに不動産買取業者が即座に買取を行ってくれます。例えば仕事の都合で引っ越しが決まり、新天地で新たな家を購入するために急ぎで売りたい時にはこの即時買取が便利です。もう1つは、買取保証というやり方があります。これは一定期間販売活動を行って、その期間内に購入者が出現しなかった場合には、予め約束した金額で不動産会社が戸建ての買取を行うという方法です。買取保証のメリットは、一定期間とはいえ販売活動を行う事で、即時買取よりも売却価格が高くなる可能性がある事だったりします。だからこそそこまで急ぎで戸建てを売却する必要がない場合は、買取保証がおすすめです。
買取がおすすめ出来る戸建ての特徴
仲介ではなく、買取での売却が特におすすめ出来る物件はある程度古くなってしまった戸建てだったりします。特に築20年を過ぎた様な古い戸建ての場合、そのままだと建物に価値が付きません。お陰で仲介で売りに出しても、買い手が付かずに売れ残ってしまう可能性が高いです。所が買取業者であれば、建物をリフォームして再販する事が多かったりします。建物が古くても、きちんと売却出来る可能性が高いです。
買取に失敗しないために大切な事
戸建てを買取に出す際はまず、きちんと情報収集する事が大事だったりします。持ち家の状態をきちんと把握するのは勿論、その地域でその規模の戸建てがどの位の価格で取引されているか等も、情報収集である程度把握しておくべきです。事前に情報収集しておかないと、いざ買取業者に査定して貰って買取価格が出ても高いのか安いのかが判断出来ません。なので事前に売却しようとしている戸建ての、大凡の相場は把握しておく必要があるのです。把握しておかないと、必要以上に安く売却してしまう恐れがあります。そして売りに出す戸建ての価値を事前に知る方法としておすすめなのが、一括査定を利用する事です。ネット上にある一括査定のサービスを利用する事で、効率的に査定結果を集める事が出来ます。そうして不動産業者同士の査定結果を比較し、高い買取査定を出した業者を何社かピックアップして、直に話を聞く様にすべきです。
まとめ
戸建てを売却する方法としては、大きく分けて仲介と買取の2種類の方法があります。急ぎで確実に戸建てを売却したいなら、買取を選ぶべきです。ただし戸建ての買取にも、2つの方法が存在します。即時買取と買取保証であり、兎に角急ぎで売却したい際は即時買取を選ぶべきです。逆に多少時間の余裕があるなら、買取保証を選ぶ事で高値で売却するチャンスが生まれます。更に戸建てを安値で買取に出したくないなら、事前の情報収集が大事です。具体的には不動産買取業者同士で査定の比較を行う事で、どの業者が高い買取を行っているかを知る事が出来ます。
コメント