今回のテーマは戸建を決める際の優先順位を考える!です。普通は電車の駅からの距離や時間を優先させますが電車だけでなくバスの利用も考えると戸建の購入範囲は劇的に変わることになります。駅から距離があっても戸建の購入を決めた方の体験記事をどうぞ。
ここ数年、不動産価格の上昇に伴い、マイホームの購入が厳しくなっています。一般的に年収の5倍から7倍くらいの借入が可能と言われていますが、初期費用300万円を準備出来たとしても、年収600万のサラリーマンだと、3000万~4000万の物件が手の届く範囲かもしれません。
それ以上の額の住宅ローンを組んでくれる金融機関もあったりしますが、月々の返済額が膨れ上がり、負担が大きくなるので、無理しない事が賢明でしょう。
それでも多くの人が「自分の城」となる戸建てを持ちたいと一度は考えるのではないでしょうか。
マンションの窮屈さにウンザリ
通勤や近隣施設の事を考えると、居住スペースがせまくても、また築年数がかなり古くても、都内の駅近マンションを購入するという選択肢があります。ただ、実際にマンションに住んでみると、分かりますが、隣室に気を遣い、音に注意しなければいけない、管理規約を守らなければいけない、管理組合の理事を順番にやらなければいけない等、意外と縛りがあるものです。
最近の報道で見かける修繕積立金不足の問題。これは多くのマンションで抱えている問題であり、余程、財務をしっかりと管理してきたマンションでないと修繕積立金の値上げ、あるいは一時拠出金の発生があり得ます。
購入可能な戸建を探してみた
その点、戸建てであれば、地域のルールさえ、守っていれば、割と自由になる一面を持っています。
そこで、現実的に購入可能な戸建物件があるのか、探してみました。
条件としては、新耐震基準で施工されている建物、駐車場とできれば庭があるファミリー物件です。また、都心への通勤が可能である事、具体的には、渋谷、あるいは、品川まで40分から50分くらいを限度に絞り込みました。すると、駅から遠い物件ばかりで最寄り駅まで徒歩10分という物件は、ほぼありません。
バス便も絡めての検索した結果
対象範囲を広げて、バス便の物件も含めて検索をしてみました。すると、横浜市、川崎市で2000万円台で売りに出されている住宅が結構あります。
一見、都内に住んでいた人、駅近の賃貸に住んでいた人からすれば、「バス便は不便」と考える人が多いでしょう。私もそう考えていました。ところが、バスについて調べてみると意外な事を発見しました。
バスの本数が多い場所がある
バス停によっては、1時間に20本以上、いや通勤時間帯は30本以上、運行されている場所があるのです。しかも、川崎、溝の口といった急行停車駅まで10分程度でつくエリアです。
1時間に6本しか運行していないで各駅停車しか止まらない駅と比べどちらが良いのだろうと考えました。確かに駅近は良いけど、本数少ない上に近隣に商店街がない場所と、バスで速やかに駅に出られて、その先は急行で一本。しかもショッピングモールがある場所を考えると駅から遠くてもバス便が充実していればOKと判断しました。
駐車場もあって、そこそこの大きさの庭があって、日当たりも良い。戸建てエリアなので、すぐ隣に高層マンションが建つ心配もしなくて済みます。
駅からの距離がある戸建ての購入まとめ
こうして、私は駅から距離があるバス便だけれども、広い戸建て住宅を選びました。月々の返済も無理のない範囲なので、気持ちにゆとりを持って生活が出来ています。
毎日の通勤もバスは、すぐ来るので時刻表を見て、乗車時間を心配する必要もありません。
休日には、子どもと庭で遊び、自分の部屋で音楽鑑賞しています。また、時々、バスを使って、大型ショッピングモールに出かけて、家族と食事を楽しみます。
最近は、雑誌、テレビなどで、都心回帰、駅から10分以上の物件は価値暴落などと叫ばれていますが、あえて通勤圏内のバス便が充実した駅から離れた物件を選ぶのも良いのではないでしょうか。
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