戸建にベランダはいらない!エアコンの室外機も置いちゃダメ!

戸建にベランダはいらない!エアコンの室外機も置いちゃダメ!

最初に言います、戸建てにベランダは必要ありません!そしてベランダに室外機を置くのもNGです!この記事では実際にベランダが必要なくなるまでと、なぜ室外機をベランダに置くのがだめなのかを紹介します。

目次

戸建を建てる時にはベランダでやりたい事の理想があった

戸建ては自分の城でもあります。マンションやアパートでもちゃんと自分のスペースが取れるようであれば満足できるでしょうが、建物一棟そのまま自分の好きにして良いのは戸建てだけです。分譲マンションですら、ベランダは共有スペースになってしまいますから、戸建てはまさに自分の城ということで、間取りから設計まで好きにすることが多いでしょう。ですが住んでこそ分かった困りごと、悩みなどもあるものです。

戸建のベランダでやりたかったこと

戸建てに住む前は、広いベランダのある部屋に憧れていました。お庭がなくても広いベランダがあれば大きなお布団も天気のいい日にはめいっぱい干すことができますし、またベランダガーデニングで家庭菜園をすることもできます。ですから戸建てを立てるなら、絶対に広いベランダが欲しいと思っていました。ですがいざ設計をしてみると、ベランダの下の1階の部屋も広くしたかったので、ベランダの下も和室にしました。あまり使わない和室であれば、ベランダで遊んだりしても足音が響かないでしょうし、和室も広々と使えて都合が良いと思ったからです。ですが、これが後で後悔することとなってしまいました。

戸建のベランダにはデメリットが多数

直射日光でベランダのタイルが激熱に

確かにベランダが広いことでお布団も洗濯物もたくさん干せるのでそれは良かったのですが、夏は直射日光がまともに当たりベランダのタイルもとても暑くなるので、とてもガーデニングができる状況ではありませんでした。

プール遊びの片づけが大変

また、広いベランダで子供のプール遊びをすればその片付けも大変でした。二階にも洗面台があり、水をベランダのプールまで引くのはそれほど困難ではなかったのですが、何せ片付けが大変でした。水はそのまま乾くので好きに流せばよいと思っていたのですが、ベランダも壁の部分はいつでも陰になってしまうことが多かったので、ちゃんと手入れをしないとすぐに藻やコケにようなものがはえてしまいました。

こうなってしまうと気持ちが悪くて洗濯物もお布団も干すのが嫌になってしまうので、できるだけベランダは物を干すだけ、ということにしてメンテナンスを楽にしました。

ベランダのガーデニングは手入れが面倒

そして、最も困ったのがベランダガーデニングです。夏は暑すぎて植物が育たないのでプランターに入った土だけが放置、冬は冬でわざわざ二階まで上がってプランターの野菜に水をやったり手入れをするのが面倒で忘れてしまったりで放置、ということで結局荒れ放題になってしまいました。

被害は一階の和室にまで

そしてそれだけなら良いのですが、雨が降ることによるプランターの土が流れ、ベランダの水はけが悪くなってしまいました。それが原因で、一階の和室まで損害を受けることになってしまいました。和室の窓枠は木枠だったのですが、上が屋根ではなく水はけの悪いベランダだったことで、下の階の和室の木枠が湿ってカビが生えるようになってしまいました。

蟻の大量発生

さらに、土がたくさんベランダにあることで、蟻が発生し、その蟻が和室をつたってよく発生するようになってしまいました。あまり使わない和室だけに気が付くのが遅く、この蟻に関しては、ベランダの掃除をすることと、もう広いベランダには何も置かないということで解決できました。ですが、折角ベランダで色々やりたいという当初の夢がなくなってしまったのでガッカリです。まめにベランダの手入れができる人ならいいかもしれませんが、ベランダは最初から物を干すだけ、という目的にすればよかったと思います。

もうベランダは使ってない

物を干すだけと割り切った場合でも、洗濯物はドラム式洗濯機で乾燥までかけちゃうと洗濯物を干すことが必要ない、布団干しもベランダに干すと外壁と擦れて衛生上よろしくないので、1Fのタイルデッキに扇形に広がる布団干しで干すようになる。こうなるとベランダの意味がほぼ無い、ベランダ作るくらいなら部屋を広くした方が良い!

ベランダにエアコンの室外機はダメ!

2階の部屋のエアコン室外機ですが、取り付けが簡単なベランダに設置する人が多いと思いますが、絶対置かない方が良いです。配管長が長くなりますが、1階に置くことを強くお勧めします。

その理由は音です!ベランダに室外機を置くと間取にもよりますが隣接する部屋へ室外機の振動する音が響きます。小さいお子さんがいる家庭などは、一度寝たお子さんが室外機の音で起きてしまうなんてこともあり得ます。

この室外機の音は一度気になると、ずっと気にしてしまうので、神経質な人は寝れなくなる可能性も!

ベランダの家庭菜園などはズボラな人には無理

屋上を利用した家庭菜園、ベランダを利用したガーデニングなどは上手にやっている方もいるので、ベランダガーデニング専門の本などを参考にすればうまくいくのかもしれないと思います。いずれにせよ、あまり二階にあがることがないような家であれば、まめにベランダ部分の野菜にも気を使うことができないかと思うので、ベランダガーデニングが趣味の人でないと難しいかなと感じました。

ベランダでガーデニングするなら、下は駐輪スペースに

また、ベランダガーデニング用のベランダとするなら、下は部屋ではなく駐輪スペースにすればよかったとも思います。広いベランダの下が部屋ではなく空きスペースになっていれば、ベランダ部分が屋根となって雨風をしのぐこともできるので、ちょっとした庭で使う用具を置いたり、物置を置いたり、自転車の雨除けにもなります。こうした駐輪スペースを作らなかったのも失敗ですが、広い和室にこだわらず、ベランダ下を駐輪スペースにすればよいという案を誰も出さなかったことも残念です。もっと実用的なことを考えて家つくりをすればよかったと思います。

ベランダの以外で失敗したこと

窓の位置ももっと考えればよかったと思います。窓を開けるとすぐに隣の家の部屋が見えてしまうような窓の位置もあるので、平面図だけではなく立体図でも仕上がりイメージを確認すべきでした。

窓に関しては強度や結露のことばかりに気がいってしまって、どれくらいの位置なのかは無関心にも近かったからです。ほぼ間取りや部屋の広さばかりにこだわって、窓の位置も外からどう見えるのかを意識していなかったのが原因です。

ハウスメーカーのほうから立体図の模型などがもらえなかったのでイメージしにくかったのですが、ちゃんともらえる場合は立体的な模型なども見たほうが完成図がわかりやすくて良いと思います。

平面図ばかり見ていてもわからないようなことやイメージしにくい部分というのは多いですし、広さの比較もしにくいです。こうしたことは住んでからしかわからないので注意です。

住んでからしかわからに事もある

戸建てで失敗したと感じる部分は、もうリフォームなどでは対応できず、あきらめるしかないことばかりですが、こうした失敗は住んでからしかわからないことと、住む前に気が付くことができるものがあると思います。

住む前に気が付くようなものは多くの人の失敗談や意見を聞いてこそ分かることができるので、戸建てを建てる時は自分の理想だけでなく多くの人の意見を聞いた方が良いと思います。

内装的なことなら子供の成長にあわせてリフォームで解決もできますが、そうでないものは我慢し続けなればなりません。せっかくの自分の城なのに我慢ばかり、は残念なので、理想がある時は実際に暮らした時のことを想像しながらひとつずつ決定していくようにするのがお勧めです。

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