マイホームの購入が人生で1番に高額な買い物である、という人が多いです。そのため折角マイホームを購入するなら妥協せずに、マンションではなく戸建てを購入したいと考える人が少なくありません。
ですが同じ地域で比較した場合、マンションよりも戸建ての方が販売価格が高いケースが多いです。だからこそ予算の都合から値引きして、戸建てを購入したいと考える人が珍しくなかったりします。しかも新築の戸建てでも建売住宅であれば、値引きして購入するチャンスはあったりするのです。
値引きを実現し易いタイミングとは
実の所、同じ戸建てであっても値引きを実現し易いタイミングと、逆に難しいタイミングが存在しています。建売住宅は建物が完成する前から、販売自体は開始されるのが基本です。だからこそまずは販売直後に交渉するのはどうか、と考えられますが残念ながらこのタイミングで値引きを実現するのは難しかったりします。
というのもまだ販売期間が長く残されている上に、販売直後はその物件に興味を持つお客も多いため販売する側も強気です。そのため値引き交渉しようとしても、相手にされない可能性が高いです。
次に建物が完成した後ですが、こちらは販売直後のタイミングよりもまだ値引き交渉が実現出来る可能性が高くなります。この頃になると、その戸建て物件に興味を持ってくれる人の数がある程度把握出来ているので、物件によっては確実に売却するため少しの値引きには応じてくれる可能性があるのです。
もっともそれなりに大きく値引きして欲しいなら、完成から1年近く経った建売物件がおすすめ出来ます。というのも完成してから1年以上経った状態で売れ残ると、新築ではなく未入居という区分になってしまうからです。そうなると余計に売り難くなるので、それなり大きな値引き幅を期待出来ます。
値引き交渉が上手く行く可能性が高い時期
他にも時期によって、比較的戸建ての値引き交渉が上手く行き易い時期というのが存在しているのです。
その時期とは戸建てを販売している会社の、決算時期であれば交渉が上手く行く可能性が高くなります。というのも営業担当者の多くが、半期や1期毎に会社から売り上げノルマを課せられているのです。
そのため決算時期になるとノルマを達成したり、自分の営業成績を少しでも上げるため値引き交渉に応じて販売する可能性が高まります。
ただし決算時期は3月の会社が多いとはいえ、中には9月や12月といった会社もあるのです。なので事前に戸建てを販売している会社の決算時期を調べておけば、値引き交渉を有利に進められる可能性が高まります。
値引き交渉をすべき相手とは
戸建ての値引き交渉と言っても、販売する形態によって交渉すべき相手が違って来るので注意が必要です。
まずは不動産仲介会社が買主と売主の間に入り、販売しているケースでは仲介会社の営業を通して交渉を行う事になります。
営業に値引きして欲しい金額を言い、売主にその旨を伝えて貰うというのが基本的なやり方です。
次に不動産仲介会社を通す事なく、売主が分譲会社で直に販売しているケースもあります。
この場合は買主は売主である分譲会社と、直に値引き交渉する事になるのです。もっともこのケースでは間に仲介会社が入っていないため、売主も仲介手数料が必要ありません。お陰でその分だけ、値引き交渉に応じてくれる可能性が高まります。
まとめ
以上の様に戸建てで値引き実現するには、まずは交渉を持ち掛けるタイミングが大事です。特に販売直後は、販売する側はかなり強気であるため値引き交渉しても相手にされない可能性が高かったりします。
逆に完成して1年近く経つと、販売側も弱気になるので値引き出来る可能性が高いです。
更に交渉を持ち掛ける時期としては、販売している会社の決算時期であれば値引き交渉の成功率が高まります。加えて売主が直に分譲会社で販売している戸建ては、仲介手数料が掛からない分だけ値引き交渉が上手く行く可能性が高い事を覚えておくべきです。
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