超低金利の時代に住宅ローンを組むなら変動?固定?どっち?

 

マイホームを購入する時にほとんどの人は住宅ローンを組むと思います、住宅ローンを組む時に迷うのが変動金利でローンを組むか固定金利でローンを組むかです。その前にどこの銀行から借りるかで悩むと思いますが、こちらは金利が低い銀行を探せば良いだけなのでそこまで大変ではありません。

私のまわりでは変動金利がここまで低い時代にわざわざ固定金利で組む理由がわからないと言う人が多数です。本当に変動金利で組む方が得なのでしょうか?双方のメリットデメリットを考えたいと思います。

変動金利と固定金利

まずは変動金利と固定金利の意味を知らないといけませんね、「そんな事説明されなくても知ってる」とは思いますが一応説明しておきます。

変動金利とは

金融情勢の変化に伴い返済の途中でも銀行側で定期的に金利の変動を行います。5年間は返済額が変わる事はありませんが、毎年2回金利の見直しがされるので返済額の中で利息と元金の減る量が変化します、5年後の返済額の見直し時は最高で1.25倍の返済額までと決められているので一気に返済額が増える事はありません。

固定金利とは

お金を借りたときの金利が全返済期間を通じて変わることはありません(フラット35など)、因みに10年固定や5年固定での固定金利もありますがこれらは10年後、5年後に変動になる為、固定金利とは言わず、変動金利の1つになります。

 

変動金利と固定金利のメリットとデメリット

目次

変動金利

メリット
固定金利に比べてかなり金利が低く、返済が早く終わる。金利が低くなればなるほど返済額を減らせる。

デメリット
金利が上がった場合固定金利よりも高くなってしまうリスクがある、返済額が5年変わらないので金利が大幅に上がった場合は返済額の利息分の割合が多くなってしまい、ほぼ利息しか払ってない状態が続き元本が減らなくなる可能性も!

 

固定金利

メリット
支払期間と返済額が決まっているので将来設計がしやすい、契約した時よりも金利が上がれば得をする。

デメリット
契約時より金利が低くなると損をする

 

具体的に現在の最低金利で計算してみる

条件
2500万借入れ(フラット35借入れ条件時は2250万)
35年ローン
元利均等返済

 

変動金利の月々の支払額

住信SBIネット銀行 住宅ローン

変動金利 0.447%

64,312円

総支払額 27,011,032円

 

固定金利の月々の支払額

住信SBIネット銀行 フラット35

フラット35 1.56%

77,282円

総支払額 32,458,720円

 

フラット35 1.12% (借入額の占める割合が9割以下)

2250万を借入れした場合

71,978円

頭金250万+ローン支払額27,207,533円=総支払額 29,707,533円

 

こう見ると断然変動の金利が安いのでお得に感じますが、35年0.447%のままだったらの話です、9割以下の借入の場合になりますが現在固定金利の最低金利が1.12%で変動金利総支払額との差が約270万になります、現在の変動金利は銀行の利益が出るギリギリの金利だと思うので個人的に変動金利がこれより下がる事は無いように思えます、35年のうちに金利は確実に上がるでしょう。

結論

低金利の今だからこそ固定金利で購入するべき!

銀行としては固定金利の方がリスクが高いので確実に変動金利を勧めてくると思います、数年固定と変動金利の組み合わせのプランを勧める営業マンが多いようです、5年、10年の固定は銀行側もだいたいの予想がつくので35年固定よりも低金利にすることができます、その後の変動金利はその時に銀行側が損をしない金利に出来るのでリスクは少なくなります。消費者のメリットがあまり感じられないので選択はしない方が良いでしょう。

実は現在の固定金利の金利は最低金利より少し高くなってしまいました、昨年の平成28年8月に1%を切っていたので徐々に上がってきています、これは今だけでまた下がるかもしれませんが最低金利との差がわずかなうちに購入した方が得策かもしれません。

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